先端芸術表現科 顕彰展「先端 Prize 2014」


日程 2014年8月3日(日)〜8月7日(金)
時間 11:00〜19:00
場所 東京藝術大学 上野校地 学生会館2F
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
入場料 無料
レセプションパーティー 8月3日(日)16:00〜19:00

出展者
西澤知美(サロン・ド・プランタン賞 2013年度修了生)
浜口京子(平山郁夫奨学金賞 B4在籍)
島田彩加(安宅賞 B3在籍)

 

先端芸術表現科が設立されてから創設15年になります。取手校地を中心に授業など行うことが多いわたしたち先端芸術表現科ですが、毎年、学内賞を受賞した学生による展覧会「先端PRIZE展」を上野校地内で開催しております。
今年の先端PRIZE展は、学部3、4年生、昨年卒業した修了生の、合計3名の展覧会となります。学部3年の島田彩加は昨年は廃材を使用した映像インスタレーションを制作し、実直で真摯に作品制作に向かう姿勢を評価されて受賞となりました。4年の濵口京子は、以前から独特の着眼点とそれを完璧な形で作品化する技術力に個人的に注目していたのですが、学年末の制作では宅配便システムを利用したインスタレーションを制作し、アクロバティックな飛躍のしかたを見せて私達教員を驚かせてくれました。
昨年研究科を修了した西澤知美も先端表現科の学部卒業生ですが、学部時代から女性的なフェティシズムとそれに対する彼女自身の微妙な距離感を作品化することを主題としており、修了展では手術室と化粧器具を融合させた見事なインスタレーションを制作し、この作品でも主席作品となりました。
もちろん、彼女たちだけが全ての先端生を代表しているわけではありません。また、学部生の作品にはまだ学生的な詰めの甘さが残っていることは否めないのですが、でもそれぞれすでに独特の視線やそれを表現する手法を開発しつつ有り、そこに私は作家性の萌芽を感じています。
現在、取出校地を中心に制作活動を行うことが多い先端生ですが、作家はやはり展覧会で、多くの観客に作品を見てもらってはじめて育つ部分がある、とも思っています。もしお時間がございましたら、ぜひ先端PRIZE展にご来場いただき、新緑のような若い作品の魅力をご高覧いただければ幸いです。

東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 准教授
八谷和彦(メディアアーティスト)