第68回東京藝術大学卒業・修了作品展

第68回東京藝術大学卒業・修了作品展

2020年1月28日|火|~2月2日|日|

9:30 – 17:30(入場は 17:00 まで)/ 最終日 9:30 – 12:30(入場は 12:00 まで)
先端芸術表現科学部4年生:東京都美術館LB階第1展示室および講堂、大学構内※

先端芸術表現専攻修士2年生:大学美術館地下2階、東京都美術館講堂、大学構内※

(※絵画棟1Fアートスペース、総合工房棟B棟2Fおよびデッキ、グラウンド、アーツアンドサイエンスラボ4F球形ホール)

ごあいさつ
この度は東京藝術大学卒業・修了作品展にお越しくださり、誠にありがとうございます。また今 日までご指導くださった先生方をはじめ、助手や事務職員のみなさまのご援助があって、卒業・ 修了作品展が無事に開催できますことを心より感謝申し上げます。 
さて、この挨拶文の依頼を受けた際のことですが、わたしはまたこれについて応じなければいけ ないのかと呻吟しました。「先端芸術表現科とは何か、どんな人が在籍しているのか」それはも う、この大学に入学する以前から幾度となく尋ねられる定立でした。わたしだけでなくこの科に 属する人は同じ問いを受け続け、ある人は最適解を見出しているかもしれません。しかしわたし は卒業を目前にしても、未だ答えに窮するばかりです。 
ここは何をする科なのか、なんて正直考えたこともなく、自分のやりたいことだけに考えを集中 させつくり続ける、思い返せばそんな大学生活でした。それが少なくとも、わたしが言える答えではないでしょうか。先端芸術表現科とは、やりたいことに集中できる環境が与えられ、どんな 素材を用いても、どんな表現方法でも、それが自分の表現だと言える限り、それが自分の作品と なりうる場所です。 
わたしは卒業後、一般にファッションと括られる方向へ進みながら制作を続けます。これからは 人が装う物をつくりますが、先端芸術表現科で感得してきたように、わたしのつくるものは ファッションと規定されるジャンルにとどまらず、これからもわたしの作品であり続けます。そして同様に卒業生たちは、芸術に留まらない多種多様な進路を進むことかと思います。しかし何処 にいようとも、わたしたちのつくったものは各自がそう信じる限り、それは作品となるでしょう。表現における既存の枠組みを常に更新していく可能性が、わたしたち先端芸術表現科の卒業 生にあるのだと信じています。

東京藝術大学 先端芸術表現科卒業・修了作品展2020実行委員会